かんだ発電所について

世界中で進む脱炭素化の動き。

私たち関西電力グループも、ゼロカーボンエネルギーのリーディングカンパニーとして、環境にやさしい再生可能エネルギーに取り組んでいます。

そしてそのチャレンジは地域を超えて。

自然のめぐみをエネルギーに変えるバイオマス発電の可能性を広げるため、私たちは関西を飛び出し、福岡県苅田町に新しい拠点をつくりました。

地域に貢献し、地域とともに歩みながら、持続可能な未来へと向かってゆく。それが、かんだ発電所の願いです。

再生可能エネルギー

発電所概要

敷地面積
約5ha
発電出力
約7.5万kW
発電電力量
年間約5億kWh
(一般家庭約16万世帯の年間電気使用量に相当※1
運転開始
2022年2月1日
燃料
木質ペレット※2, PKS(パーム椰子殻)※3

※1 関西電力の従量電灯Aの平均的なモデルの使用量(260kWh/月)を用いて算定

※2 乾燥した木材を細粉し、成型加工した固形燃料

※3 パーム油搾油時に発生する残滓、搾りかす

会社概要

バイオパワー苅田合同会社

設立日
2017年11月9日
資本金
100万円(関西電力株式会社100%出資)
業務概要
(1) バイオマス発電設備の運転・維持・管理
(2) 電力の供給および販売
(3) 前各号に附帯するまたは関連する一切の業務
代表者
榎本 和宏

代表職務執行者ご挨拶

私たち関西電力グループは、持続可能な社会の実現に向け「ゼロカーボンエネルギーのリーディングカンパニー」として、安全確保を前提に安定供給を果たすべくエネルギーの自給率向上に努めるとともに、地球温暖化を防止するため、発電事業をはじめとする事業活動に伴うCO2排出を2050年までに全体としてゼロにすることを目指し、2021年に『ゼロカーボンビジョン2050』を策定いたしました。

私たちは『ゼロカーボンビジョン2050』の実現に向け、2040年までに国内で再生可能エネルギー500万kWを新規開発することを目指しており、かんだ発電所はその先駆けとなる発電所として、関西電力グループにとっても大きな意味を持つ発電所であります。

再生可能エネルギーのなかでも、バイオマス発電は気候の変化による出力の変動がなく、カーボンニュートラルと安定供給を両立する電源です。また、これまでに関西電力グループが培ってきた火力発電の技術、知見を活かせる電源であり、関西電力にとって初めての関西エリア以外でのバイオマス専焼発電所となるかんだ発電所には、大きな期待を寄せています。

苅田町では、カーボンニュートラルに向けた取り組みが積極的に行われています。かんだ発電所がこの取り組みの一翼を担えるよう、“地域に貢献し、地域とともに歩みながら持続可能な未来へと向かっていく”という決意のもと安全・安定供給に努めてまいります。

代表職務執行者
榎本 和宏

所長ご挨拶

かんだ発電所は、関西電力グループとして初となる関西エリア以外でのバイオマス専焼発電所として、2022年2月1日に営業運転を開始しました。
苅田町には、燃料を輸入するための外航船が入港できる港湾設備や発電した電気を送るための送電設備が整っている等、バイオマス発電所を建設する条件が揃っていたことに加え、苅田町や福岡県の皆さまが温かく迎え入れていただいたことが、苅田町に発電所を建設する大きな決め手となりました。

営業運転を開始してからも建設当初と変わらず地域の皆さまのご理解をいただきながら、運転を行えていることに感謝しております。
今後も関西電力グループの知見を活かしながら、安全・安定供給を最優先に運転を行うことで、皆さまのご期待に沿えるよう努めてまいります。

所長
立田 健